売り方を見直しネット販売強化へ!鳥取県北栄町でパンとシフォンケーキのお店を営む宮下さんにネット店長育成塾を受講していただきました!

絵本の世界を全国に!ネット販売で広げるパン屋の可能性。鳥取県北栄町のベイクショップ小僧ロップ宮下さん

2025年1月にネット店長育成塾第四期生として受講いただいた、ベイクショップ小僧ロップを営む宮下さんにインタビューさせていただきました!

鳥取県の中部、北栄町にあるパン・シフォンケーキと焼き菓子のお店「小僧ロップ」。ご夫婦で営むこのお店は、まるで絵本の中に迷い込んだような世界観が魅力です。“ケヤキの枝”や“へびのつるおくん”などユニークな名前が付けられた商品は、ご主人が描いたオリジナル絵本のキャラクターがモチーフになっています。物語性のあるパンたちは、訪れた人々の心をつかみ続けています。

宮下さんは、もっと多くの人にこの世界観や想いを知ってもらいたいという気持ちから、ご主人と共にお店を支える存在です。事務作業やSNS発信、オンラインショップの運営まで幅広く担当されています。

そんな宮下さんがネット店長育成塾を受講した理由や、受講後はどのような変化があったかなどを伺いました。

絵本の世界をイメージした「ベイクショップ小僧ロップ」の紹介はこちら

受講されたコース:ネット店長育成塾 初級編

全国に想いを届けるため、オンライン販売を強化しようと受講を決意

2021年にオープンした「小僧ロップ」は、開業当初こそ順調だったものの、次第に売上が落ち着き、地域のお客様に親しまれながら日々の営業を続けていました。ただ、このままでは新たな広がりを持たせるのが難しいと感じていたタイミングで、以前からつながりのあった知人にネット店長育成塾を紹介されたことをきっかけに、受講を考え始めました。

「自分たちのパンで、全国に“ありがとう”を届けたい」この想いを形にするには、オンラインでの販売力強化が欠かせません。店頭だけでは出会えないお客様にも、パンを通して気持ちを届けたいという想いが、より一層強くなりました。

さらに、夫が描いた絵本の増刷に向けてクラウドファンディングを予定していたこともあり、ネット発信や販売について改めて学び直したいと考え、受講を決めました。

自分の事業で即実践、リアルな課題で学ぶ実感

自分たちのお店を題材にして学べたことが、一番の収穫でした。講座では、よくある架空のケーススタディではなく、実際の事業に即した課題に取り組めたことで、学んだことをすぐに現場に活かすことができました。販売計画の立案やSNS投稿、ブログ記事の作成、画像づくり、メール文面の改善まで、すべてが自分たちの店舗の運営と直結しており、大きな学びとなりました。

講師の方々からのフィードバックも非常に実践的で、特に印象に残っているのは「顧客対応において感情を読み取りすぎない」という姿勢です。早とちりしてお客様の感情をマイナスに捉えてしまったり、文章が冗長になってしまったりと、メール対応に課題を感じていた自分にとって、まずは事実を丁寧に確認することを意識するようになったのは大きな変化でした。

それまでは、お客様からの文面に自分の解釈を重ねすぎてしまう傾向がありましたが、今では冷静に状況を整理し、必要な対応に集中できるようになりました。対応の質が変わったことで、お客様とのやりとりもスムーズになり、信頼感が生まれてきたと感じています。

「なぜ売れない?」をヒントに変える。売り方を見直して見えてきたこと

オンラインでの販売については、まだ道半ばではあるものの、着実に広げていきたいと考えています。また、夫が描いた絵本の増刷を目的としたクラウドファンディングの準備も進めており、返礼品としてパンや焼き菓子の詰め合わせを用意する予定です。「小僧ロップ」の世界観を、全国に届けるきっかけにしたいと考えています。

ECショップの戦略を学んでからは、商品の見せ方に対する視点が変わりました。売れ筋以外の商品からも多くの情報を得られることを知り、特に「なぜこの商品は売れていないのか?」という視点から逆算して考えるようになりました。商品名の付け方や魅せ方の工夫など、オンラインショップに限らず日常の店舗運営にも活かせるヒントがたくさんありました。

講座の最後に作成した事業計画については、まだすべてを実行できていないのが正直なところです。しかし、計画を立てるだけでは意味がありません。実行してこそ、初めて価値があると実感しています。講座で得た知識と行動力を糧に、これからも一歩ずつ理想の形を実現していきます。

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この記事を書いた人

株式会社ダブルノット