ネット店長に必要な力とは何か?そのためにまずはIT人材とデジタル人材の違いを理解しよう!

昨年から始まりましたダブルノットストーリーズですが、今回はダブルノットが考えるデジタル人材の育成方法ついてお話したいと思います。

まず、「デジタル人材」って何? と思われた方のために少し説明を。”デジタル人材”とは”IT人材”が創り出したITサービスを使いこなせるビジネスパーソンのことです。IT人材とデジタル人材、ふたつの人材は互いに強固な関係性を持ちつつ、違う働きをしています。

ダブルノットのネット店長は、デジタル人材のスキルに特化する事が必要と考えています。今回はその理由についてお話しましょう。

IT人材はIT技術を使ってサービスを作り出す人

IT人材はシステムエンジニアに代表されるように、RubyやPythonを使ってプログラムを構築し、新たなサービスを作り出す人です。

お店で考えると、店舗を建ててくれる工務店さんといったところです。基礎と屋根と壁を作り、断熱を施し電気工事をして快適な環境を作ってくれる人です。

新しいIT技術を作り出すのは、設計や施工と同じく特別な技術が必要になり、専門的なトレーニングを受けなくてはいけません。必ずしもなれる人は限られますし、すべての人がそうならなくてはいけないわけではありません。

つまり、すべての人がサービスを作れるようにならなくてもいい、もっと他にやることがある。では何をしなくてはいけないのか、それが既存のサービスを使いこなすことなのです。

デジタル人材はITサービスを使いこなせる人

ネット店長としてもとめられるのが、デジタル人材としてのスキル。今、日本だけでなく世界中に便利で使い勝手のいいITサービスが存在します。それらの中から自分に必要なものを探し出し、理解して使いこなせる人を、ネット店長として育成します。

ITサービスを使いこなすということは、自分の目的に合わせて必要なサービスを取捨選択出来るということです。

たとえば、IT人材がお店であるECサイトの構築をすでにしていても、それだけではお客さんは来ませんよね。状態としてはスケルトンでしかなく、商品の方向に沿ったレイアウトやデザイン、商品の購入方法などを考えなくてはいけないからです。更にいうと、使ってみたITサービスが自分が作りたいお店の方向性とマッチしていないかもしれないのです。発信の方法を決めて、それからどのITサービスがもっとも効率がいいのかを自分で考えることができること。それが、ITサービスを使いこなすということなのです。

課題を解決する方法を自分で考える。何度も何度も

スキルを身に付けただけではまだネット店長の本領発揮ではありません。お店が出来たら今度は、お客様との対話です。

  • なぜ来店して頂けないのか?
  • 商品を待っている人はどこにいるのか?
  • 商品をどうやって紹介するのか?
  • どのような文脈でご提案すれば商品の魅力が伝わるのか?

前回きくらげを例に挙げましたが、今これを読んでいる方の多くはきくらげを必要として「いない」はず。少なくとも今すぐきくらげがほしい、手に入れなくては、という状態にはない。そういう人に対してきくらげの特徴や会社の展開する商品ラインナップを紹介しても、関心を持ってくれないですよね。

きくらげを紹介すべき人は、何らかの課題を抱えており、課題解決のためにネットで情報を探している。そして「きくらげ」が解決の糸口になるかも?と思うお客様です。ではその方に情報がたどり着くにはどうしたらいいのか?考えながら動き続けていく。動くことで紹介すべき人と出会うのです。

ネット店長がITサービスを使いこなすというのは、来訪者、利用者の課題を解決してあげることです。このゴールを達成するためにはコツコツと来訪者、利用者の方々と対話し続けていくことです。コツコツです。いきなり身に付きません。大変ですが一人ずつお客様と対話し続けていく訓練をしていくことが真のネット店長になる最短ルートだと思っています。

では次回、デジタル人材つまりネット店長の育成について具体的な育成方法について解説します。

この記事を書いた人

高林 努

東京でネットビジネスに約20年従事。
IMJグループ、電通レイザーフィッシュ、クラウドワークスでは、大手企業のインターネットビジネスの事業立案から実践構築までを担当。
2017年「地元鳥取を元気にしたい!」という思いから、(株)ダブルノットを設立。
地域を越えて日本全国に商品をアピールする“地産外商”を掲げ、ネット店長の育成に尽力。鳥取県八頭町、兵庫県豊岡市でデジタル人材育成を実施中!