生成AIと働く――便利になった分、なぜか忙しい日々、「生成AI疲れ」を考えてみる

AIとのチームワークで変わった働き方

ネット店長育成塾、塾長の高林です。

最近、チームに生成AIを迎えてから、仕事のスピードが劇的に変わりました。これまでは誰かに依頼すると、数日待つのが当たり前。今では生成AIに指示を出せば、数秒から数分で回答が返ってくるようになりました。

初めはそのスピード感に驚きつつも、その回答を見るたび、「次はどうする?」「ここは大丈夫?」と即座に判断を迫られます。依頼が終わった瞬間に、もう次のアクションが必要になる。以前のような「依頼したから少し休もう」という余裕がなくなってきています。

「キャッチボール」のスピードアップが生むプレッシャー

昔、チームでの仕事はよく「キャッチボール」に例えられていました。広告代理店時代からずっと、「ボールを持っているのは誰か?」という責任の所在が仕事の進行の基本でした。ボールが落ちると「担当はだれ?」と、すぐに拾い上げて流れを作る人が仕事ができる人と評価されました。

私自身、即レス即対応をモットーにしていましたが、生成AIと働き始めてから、そのスピードがさらに加速。ボールを投げた瞬間に返ってきて、再び投げる――この連続です。

気がつけば、常に自分の手元にボールが山積み。心理的なプレッシャーが増大し、仕事の区切りがつけられず、寝つきが悪くなることもあります。これが今後多くの人が体験する「生成AI疲れ」だと思います。

生成AI時代のタスク管理術

この生成AI疲れを体験したからこそ、最近、意識していることがあります。

  • 一日の始まりに、全体のゴールと期限を明確にする
  • 「今日はここまで」と区切りを決める

この2つを徹底することで、心の負担を軽くしています。ただ、それでも「もう少しやろうかな」と欲張ってしまうこともあり、自分の甘さに反省する日々です。

スタッフとの会話から学ぶ「割り切り力」

もうひとつ、私が大切にしているのは「仕事終わりにスタッフと少し話す」時間です。リモートワーク中心のため、毎日は難しいですが、夕方にほんの数分、スタッフと進捗や困りごとを共有しています。

あるスタッフが言った「晩御飯の時間が来たら仕事を諦める」「家に帰ったら仕事のことは忘れる」という言葉が印象的で、その割り切り力を見習いたいと思っています。

便利だけど「しんどい」――だから筋トレを始めました

生成AIと働くようになって生産性は大きく向上しましたが、自分自身がそのスピードに追いついていない感覚があります。結局、体力や集中力、精神力といった「基本の筋力」が必要だと気づきました。そこで最近は、意識的に筋トレも始めています。地味にキツいですが、心身のバランスを保つには有効です。

便利になったけれど、しんどさも増した――この感覚、皆さんも経験があるのではないでしょうか。生成AI時代の働き方の変化とどう向き合うか、私も模索中です。一緒に考えてみませんか?

最後に

生成AIを活用した働き方についてもっと詳しく知りたい方、実際にどのように活用できるか興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡お待ちしています。

この記事を書いた人

高林 努

東京でネットビジネスに約20年従事。
IMJグループ、電通レイザーフィッシュ、クラウドワークスでは、大手企業のインターネットビジネスの事業立案から実践構築までを担当。
2017年「地元鳥取を元気にしたい!」という思いから、(株)ダブルノットを設立。
地域を越えて日本全国に商品をアピールする“地産外商”を掲げ、ネット店長の育成に尽力。鳥取県八頭町、兵庫県豊岡市でデジタル人材育成を実施中!