はじめてのChatGPT~企画・アイデアづくりをマスターするための3つの鍵~

はじめてのChatGPT。企画・アイデア出し編。マスターする3つの鍵。株式会社ダブルノット代表取締役。高林努

ダブルノットがChatGPTを導入してから1年以上が経過しました。ChatGPTは目覚ましい進化を遂げ、画像生成から動画制作に至るまで、多様な活用法が可能になってきました。わずか1年で、当社の事業にとって不可欠なITツールとなりました。私たちは今後も、ChatGPTにさらに「仕事を奪ってもらい」、人間だからできる仕事に集中する計画です。どんな計画になるかは、乞うご期待!

他方で、使ってみたものの「上手に使いこなせない」という声も聞こえてきます。特に企画やアイデアづくりにおいて、良いアイデアを出してくれない。平凡すぎるなど使い方にお困りの方へ、その解決のための3つの鍵を紹介します。このブログだけ読んで頂いてもOKですが、私、高林努のChatGPT導入セミナーの全文を書き起こした「AI部下“ChatGPT”と一緒にネットショップを運営しよう!具体的な活用方法をご紹介」も参考にしてもらえると嬉しいです!

ポイント1:まるで遠方の部下に指示するかのように、ダラダラと超長文でコミュニケーションを取ること

ChatGPTとのやり取りでは、細部にわたって詳細を伝えることが重要です。特に企画やアイデアはそのネタが必要となった背景や自分の想いが大切です。本来は仕様書のように順序立てて文章を書く必要がありますが、それがなかなか難しいという気持ちもわかります。なのでまずは、まるで遠方の部下に業務指示をするかのように、ダラダラと、時には「くどいくらい」の超長文で指示しましょう。本当の人間の部下ならば「怪訝な顔」をされるかもしれませんが、安心してください!ChatGPTはその情報を喜んで受け取ってくれます。なぜなら、ChatGPTには人間のような感情がなく、一切質問や忖度をしてくれないため、明確な指示が必要だからです。他人に指示内容を見られると恥ずかしいかもしれませんが、ダラダラと長文で指示してみてください。

ポイント2:役割を明確にする

ChatGPTに期待する役割を明確に伝えましょう。今回は企画やアイデアを出すクリエイターや放送作家さんやマーケター。商品企画、宣伝・広告企画、営業企画など企画も様々。なので、ChatGPTに演じてほしいのは誰か?そのレベルはプロなのか素人なのか?どんな部下を演じてほしいのか?演劇やドラマで例えるなら、タレントさんに演出家が「今回はこんな設定で、こんな役を演じてください」と事細かく依頼する感覚です。

演じてほしいレベル感を10段階評価で指示すると、さらに理解しやすくなります。ど素人はレベル1。超プロフェッショナルはレベル10と表記すると、ChatGPTもより明確に演じてくれるようになります。10段階で指示するコツをつかむと、意外と楽しくなります。

ポイント3:「除いて」さらに答えを求める

例:「焼き鳥の保存方法」のアイデア出しの仕方

ChatGPTが一般的すぎる、面白くない、普通の回答をしてくると言われがちです。特に企画やアイデアを出してもらう時に、想像通りの回答で相談相手にならないと言われます。そんなときのコツは、「まず普通のアイデアを回答させる」ことです。そして次に、「そのアイデア以外の回答を考えてください」と除外設定をしてみてください。「普通の回答」を提示させてから、「普通の回答以外」の回答を考えてもらうことで、通常では思いつかない奇抜なアイデアが出てくる可能性が高いです。(あくまでも可能性ですが、意外と効果的です)

自分専用のGPTの魅力

長文でダラダラと指示するのは大変かもしれませんが、「自分専用のGPT」を作ることで、これらの手間を大きく削減できます。このカスタマイズされたGPTを使いこなすことで、特定のニーズに応える「春の販促企画専用bot」や「10人以下の小規模事業者、地方都市に向けた営業企画専用bot」「クライアント向けスケジュール調整用メール返答文専用」など、具体的なタスクを効率的にこなすことができます。

自分専用GPTの作成方法は、NewsPicksでの詳細な記事(有料)がありますので参考にしてみてくださいね。

これらのポイントを抑えることで、ChatGPTを企画やアイデアを考える良い部下として迎えるかもしれませんね。つまり、まずは使いこなしてみよう!と思える一歩を踏み出せるはずです。ぜひ仕事の効率化の実現を目指しましょう!

この記事を書いた人

高林 努

東京でネットビジネスに約20年従事。
IMJグループ、電通レイザーフィッシュ、クラウドワークスでは、大手企業のインターネットビジネスの事業立案から実践構築までを担当。
2017年「地元鳥取を元気にしたい!」という思いから、(株)ダブルノットを設立。
地域を越えて日本全国に商品をアピールする“地産外商”を掲げ、ネット店長の育成に尽力。鳥取県八頭町、兵庫県豊岡市でデジタル人材育成を実施中!