ダブルノットは人口減少社会の中でデジタル技術を活用し、地産外商を促進や業務効率化を進めること等が重要だと考えています。まずは、デジタル技術の利活用機運を高めることから取り組んでおり、今回は地元である鳥取県八頭町の職員様を中心にChatGPTの活用セミナーを開催しました!
開催情報
日時 | 2024年2月28日(水)17:00~18:30 |
場所 | 隼Lab.3階セミナールーム(八頭町見槻中154-2) |
参加者人数 | 11名 |
講師 | 株式会社ダブルノット 代表取締役 高林努 |
ChatGPT活用セミナーのレポート
ChatGPT4.0活用セミナーではChatGPTの基本情報から、実践を想定したワークショップを行いました。参加者の職員さまからは、ワークショップ形式で行うことでより実務で使う想像ができたというお声をいただきました!
それではセミナーでお伝えしたことをレポートとしてお届けいたします!
ChatGPT4.0とは?
セミナーでは、まずChatGPTの基本原理と機能について説明しました。ChatGPTは、大量のテキストデータを学習することで、人間のように自然なテキストを生成できるAI技術です。この技術を利用することで、文書作成、データ分析、情報検索など、様々な業務をサポートすることができます。
また有料版のChatGPT4.0にすることで、2023年4月までの公開情報から出力される、画像生成が可能、インターネットで調査してくれるといった様々な機能が追加されます。
ChatGPTを部下として捉える
次にダブルノットは、ChatGPTをシステムのツールとしてではなく、「AI部下」として捉えることが大切だと考えてることをお話しました。
ChatGPTは提案をしてくれますが決定してくれることはありません。また、こちらの指示が悪いと望んだ成果物が来ないこともよくあります。これは、部下に対しても一緒で、部下は提案はしてくれますが決裁権は持ち合わせず、こちらの指示が上手く伝わらないこともあります。
最終的には上司である使用者が、AIの提案をチェックして、手直ししながら作っていくことが大切です。
ChatGPTに上手く指示するには?
- ゴールを持っておく: ChatGPTを扱うには、ゴールイメージを明確に描くことが大切です。部下から提案をもらっても、最終決定をするのは上司である自分です。あらかじめどのような青果物が欲しいかを想像しながら指示をしていきましょう。
- 役割を与える:AI部下に対して、どのような役割になってほしいのか?伝える事が重要です。自治体職員さまであれば、〇〇市の〇〇課として〜といった具体的な役割を与えましょう。
- 最終チェックをすること: ChatGPTが生成した内容は、必ず上司である人間がチェックして修正をしましょう。AIは嘘を言うこともありますし、きれいな文章は書けますが、その人が持つ個性のある文章は書けません。
法律的側面の理解
AIの活用において避けて通れないのが、法律や著作権の問題です。セミナーでは、ChatGPTを用いる上での法的な留意点、著作権や個人情報についてお話しました。特に
・生成物の類似性をチェックすること
・個人情報は入れないこと、別の文章に直して入力すること
これらを守っていくことが大切とお伝えさせていただきました。
ワークショップの実施
ChatGPTを日々の業務に活かしていくために、実践的なワークショップを開催しました。
- ChatGPTに褒めてもらう:ChatGPTに役割を与えることの重要性についてお話しました。
- 今晩の献立を考える:業務だけでなく、日頃から使えることをお伝えし、画像生成についても体験していただきました。
- 町長の挨拶文を作る:業務に取り入れていただくための実践的なワークを行いました。
- 謝罪文を作る:繊細な文章も書けることを体験していただきました。
- イベントの企画のアイデア出し:平凡なアイディアだけでなく奇抜なアイディアも出せることをお伝えしました。
ChatGPT活用セミナー後の感想
実際に手を動かし、ChatGPTを使用することで、仕事で使うイメージが湧いたという声をいただきました。その他にも単純に楽しかったという声もありました。一方で、「ガイドラインの整備が必要」という意見もあり、ChatGPTを安全かつ効率的に活用するためにどうするか?という一歩目について考えて頂く機会となりました。
今後への展望
今回のChatGPT活用セミナーは、地方自治体におけるデジタル技術の有効な活用方法を提案する場となりました。ChatGPTを「AI部下」として捉えることで、より仕事に活用できることを参加者の皆様には実感してもらえたと思っております。地元八頭町のデジタル化に向けて、今後も地方自治体と協力しながら推進していきたいと考えています。
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