ダブルノット / DX学校豊岡校の高林です。
最近、採用の現場で「もったいない」と感じることが増えました。
テレワークやデジタルな働き方に憧れはあっても、それを支える基礎や準備が追いついていない場面に直面するからです。
その現場に立つたびに思うのは、これからの時代、働き方を変えたいなら、その前に「学ぶこと」を避けて通れないということです。
テレワークやデジタルの仕事は、楽そうに見えて土台がいる

コロナ禍を経て、働く環境は大きく変わりました。
- Zoomで打ち合わせをする。
- チャットでやりとりをする。
- クラウドで資料を共有する。
- 生成AIを使って、文章や企画のたたき台を作る。
こうしたことは、もう一部のIT企業だけの話ではありません。地方の中小企業でも、少しずつ当たり前になってきました。だからこそ、「自分もそういう働き方をしたい」と思う人が増えるのは自然なことです。ただ、ここには誤解もあります。
- 在宅なら楽そう。
- 遠隔なら人とあまり関わらなくてよさそう。
- デジタルの仕事なら、一人で淡々と進められそう。
でも、実際は逆ですね。
- 遠隔で働くからこそ、自分から動く力がいる。
- 遠隔で働くからこそ、伝わる言葉でやりとりする力がいる。
- 遠隔で働くからこそ、見えないところで信頼を積み上げる力がいる。
自由な働き方は、楽な働き方ではない。むしろ、自律が求められる働き方です。だからやはり、あこがれだけでは足りない。基礎は、きちんと作っておく必要があるのだと思います。
学ぶ必要がある時代、ではなく、学ぶことが前提の時代

ここ数年、ビジネスの世界では「変わらないといけない」という圧力が一気に強くなりました。
- 新しい販路を作る。
- 業務を効率化する。
- 新規事業に挑戦する。
- 人手不足の中で生産性を上げる。
その中心にあるのが、やはりITやデジタルです。コロナ禍では事業再構築補助金が注目され、その流れはいまも中小企業新事業進出補助金などに引き継がれています。国としては一貫して、「変わる企業を後押しする」という姿勢を続けています。
そして、その「変わる」を支えるのは、設備やシステムだけではありません。それを使いこなす人がいなければ、結局うまく回らない。だから今、リスキリングがここまで重視されているのだと思います。
さらに、この流れに拍車をかけたのが生成AIです。もともとデジタルに慣れていた人、学び続けていた人は、生成AIを取り込むことで一気に生産性を上げ始めています。
一方で、この流れを知らずに来た人、知っていても触れずに来た人もたくさんいます。でも、それは責められる話ではありません。
- 子育てや介護で忙しかった人。
- 目の前の仕事で精一杯だった人。
- そもそも情報に触れる機会がなかった人。
そういう人たちは当然います。だから、知らなかったこと自体は仕方がない。問題は、ここからどうするかです。
差はすでにある。でも、国はそこに本気で支援中

正直に言うと、経験値の差はもう出ています。パソコンを使い、クラウドやチャットを日常的に行い、生成AIも触り始めている人。こういう組織の人たちは、やはり強いです。仕事の進め方そのものが変わってきています。
でも、国もその差を放置しているわけではありません。むしろ、かなり大きなお金を入れて、学びなおしを後押ししています。たとえば会社向けでは、厚生労働省の人材開発支援助成金の令和8年度の概算要求額は539億円です。個人向けでは教育訓練給付制度があり、対象講座によっては受講費用の最大80%まで支給されます。つまり、「学びなおしは大事です」と言っているだけではなく、実際に予算をつけて、学ぶ人と学ばせる会社を支えようとしているわけです。
ただ、現場を見ると、制度が十分に活かされているとは言いにくいところがあります。制度の存在を知らない。知っていても、自分が対象かわからない。調べても難しい。会社側もよくわかっていない。忙しくて後回しになる。などなど。
せっかくの制度が使われないままになっていることが多いんですよね。私はこれが本当にもったいないと思っています。国は、企業にも個人にも学んでほしいと思っている。だからこそ、これだけの予算をつけている。でも現場は忙しく、何から始めればいいかわからない。結果として、制度と現場の間に溝ができている。
そこに日本全体のズレがあるように感じます。DXだ、AIだ、リスキリングだと言う一方で、そのための学びがまだ日常の行動にまでは落ちていない。だからこそ、学ぶことをもっと普通のこととして語る必要があるのだと思います。
繰り返しですが、経験値の差はあります。これは事実です。でも、その差は固定ではありません。今からでも埋められる差だと思っています。
「昔から詳しかった人だけが勝つ」世界ではありません。今からでも使い始められるし、今からでも慣れていけるからです。実際、うちの講座や支援先のスタッフでも、最初は「パソコンが苦手です」と言っていた人が少しずつデジタル環境に慣れていき変革していく姿を見てきました。
もちろん独学でもよいと思います。本でもいい。動画でもいい。無料の教材でもいい。最初の入口としては、何でもいいと思います。ただ、人はやはり弱いです。見ただけでやった気になる。あとでやろうと思って、そのままになる。一人で始めると、続かない。
だから、ちょっと高いと感じるかもしれないけど、教えてくれる人や実践できる場がある方が進みやすい。これは現場で強く感じます。
- 実際に手を動かす。
- 自分の仕事に引き寄せて試す。
- わからないことを聞く。
- 少しずつでも「できた」を増やす。
その積み重ねが、結局いちばん強いです。
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採用の現場で少し苦い思いをしたからこそ、改めて思います。働き方を変えたいなら、まずは学ぶこと。会社を変えたいなら、まずは学ぶこと。学びから逃げないこと。そして、学んだことをまずは実践してみること。
国は、かなり本気で予算をつけています。ここまでやっているということは、学びなおしは個人の気合いの問題ではなく、国全体の課題だということです。
だからこそ、いま学ぶことには意味があると思います。学びなおしに、もう遅いはないと思います。
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