生成AIで自己分析をしてみて、意外と腑に落ちた話
株式会社ダブルノット、DX学校豊岡校の代表の高林努です。
2025年に少し話題になった生成AIがSNSの投稿内容をもとに性格を分析するツールを試してみました。正直なところ、「まあ面白そうだからやってみるか」くらいの軽い気持ちでしたが、出てきた結果を眺めているうちに、ここ数年ずっと自分の中で言葉にならなかった違和感が、すっと整理されていく感覚がありました。生成AIがすごいというよりも、自分を少し引いた視点で見直すきっかけになった、という方が正確かもしれません。その分析結果は私という人間のクセをかなり正確に映し出していたのです。

この分析結果からグラレコ風にまとめられた図解には、私の性格特性、コミュニケーションスタイル、そして得意・不得意な領域が、まあびっくりするくらい明確に示されていました。特に印象的だったのは、自分が「推測タイプ」であり、「ちょっと近寄りがたい・・・」という評価でした。キャッチコピーは冷静な情熱で地域を編み直すデジタル時代の戦略家」(苦笑)。弱点としては、完璧さを求めすぎる傾向、そして相手の気持ちを深く考えすぎるあまり、時に空気を読めなくなってしまう自分の姿が、そこに映っていたのです。
東京から戻ってダブルノット9年目、いよいよ10年になる
2026年は、東京から故郷鳥取に戻ってから10年、そしてダブルノットを創業して9年目に入る年です。東京ではいわゆる大企業の仕事をしていた頃と比べると、今の自分は立っている場所も、見ている景色も、関わっている人たちも大きく変わりました。
東京時代はIMJグループや電通レイザーフィッシュや三菱UFJリサーチ&コンサルティングといった大手企業で、デジタル戦略の最前線に立っていた時代。そこにはヒト、モノ、カネが潤沢にあり、熱量の高い人たちが集まる環境がありました。日々競い合い、スピードと成果が求められる現場。その中で私は、多くのプロジェクトを推進し、大企業のデジタル変革を支える一端を担えてきたのかな?と思っています。
しかし、今は全く異なる環境にいます。自分自身も含めて日本全国の99.7%を占めると言われている中小企業。その中でも特に小規模事業者の支援に注力しています。鳥取県は人口も経済規模も全国最小ですが、ここだからこそ見える課題、ここだからこそ必要な支援があるのです。ヒトもカネも時間も足りない。一見すると何もないように見える地方で、私たちは日々の支援活動を続けています。
この環境で10年やってきたからこそ、自分が変わった部分と、どうしても変わらなかった部分が、ようやくはっきり見えてきた気がしています。東京での成功体験は、ここでは通用しないことも多い。しかし同時に、地方だからこそ見える可能性、地域の人たちの想いの強さ、そして小規模事業者たちの底力を感じることができました。
高林という人間は、正直かなり扱いづらい
改めて自己分析の結果を眺めてみると、我ながら、なかなか扱いづらい人間だなと思います。たたき台を作る力はある。とにかく前に進める推進力もある。一方で、場の空気を読むのは驚くほど下手で「まあ今回はこれでいいか」という妥協がほとんどできません。
少し俯瞰して見れば、どちらを選んでも大きな問題はないような場面でも、自分の中にある違和感や想いを簡単には曲げられない。そのくせ、相手のことを考えていないわけではなく、むしろ考えすぎてしまって、結果としてやりすぎて嫌われることも正直よくあります。かなり面倒な人間だと思います。
自分の強みを活かそうとするあまり、周囲とのズレが生まれることもしばしば。完璧さを求めるあまり、時間がかかってしまうこともあります。そして何より、自分の意見を曲げられないという頑固さが、時に関係を損なわせてしまうのです。
それでも使いこなしてくれているのが、ダブルノットのスタッフ
そんな高林の特性を理解しつつ、うまく使いこなしてくれているのが、ダブルノットのスタッフだと思っています。振り返ってみると、スタッフたちは、私と地域の方々との「架け橋役」の存在だったのでは?と強く感じた一年でした。
鳥取拠点では谷野さんが隼Lab.での活動を中心に。豊岡拠点では澤さんがとど兵での活動を中心に。その他の地域では、株主や融資を受けている金融機関の皆さんなどが同じ役回りを担ってくれていました。
地域の方々が高林さんは怖そうだから。。。忙しそうだから。。。という理由で、直接言いづらいことを一度優しく受け止め、整理してもらい、「それなら、こう伝えた方がいいですよね」「私が伝えておきますよ」とつないでくれる。
さらには、時にはお客さん側の立場に立ち、お客さんの代弁者として、お客さんと一緒に私のところに来てくれる。そのスタッフたちの存在がなければ、関係が壊れていたであろう場面は、正直いくつもあります。彼らは単なるスタッフではなく、私という人間を理解し、その上で組織全体の流れを考えて行動してくれるパートナーなのかな?とも感じています。

生成AIで加速した高林と、ますます重要になる架け橋役
生成AIが相棒役になったことで、高林自身は以前よりもかなり高速で幅広い領域で動けるようになりました。支援先の企業さんも昨年だけでスポットを含め新規の企業さんは20社、合計すると50社を超えてきました。
支援させていただく中で、色々な挑戦をさせて頂きました。数多くの失敗実績も積み増しました。もちろん、そのあとリカバリーできた実績も多いです。生成AIを活用することで、提案資料の作成速度も上がり、お客さん自身も生成AIの活用ができるように人材育成も進め、お客さんの会社全体もスピード感が出てきました。特に、データを活用した課題探しが以前より深い洞察が可能になってきたなあって感じます。
しかし一方で、言葉足らずなところは相変わらずで、スピードが上がった分、誤解を生むリスクもむしろ増えていると感じています。高速で動くからこそ、コミュニケーションの齟齬が生まれやすくなるのです。だからこそ、媒介役としてのスタッフや私を支援する関係者の存在は、以前にも増して重要になっています。高林ひとりで完結させるのではなくチームとして関わる。その間に立つ「架け橋役」がいるからこそ、高林の強みはきちんと価値として機能するのですね。
大企業との違いを感じる毎日
東京時代と今を比べると、支援の方法そのものが大きく異なっています。大企業では、大きなプロジェクトを短期間で成功させることが求められました。スピード、成果、効率性。そうした価値観の中で、私たちは動いていました。
しかし、地方の小規模事業者の支援では、全く異なるアプローチが必要です。重要なのは、いかに小さな成功体験を積み重ねるか、ということです。
例えば、ある企業では、毎日手書きしていた日報をスマホで簡単に入力できるようにしました。それだけで、現場の皆さんの帰宅時間が30分早くなった。その小さな成功が、次の挑戦への自信につながり、やがて大きな変化へと繋がっていくのです。完璧を目指さない。まずは、できることからやってみる。失敗したら、やり方を変えてまた挑戦する。その繰り返しの中で、企業は確実に変わっていく。これが、私が学んだ地方支援の本質です。
現場でできることを見つけ、一緒に歩む
大企業では、概況や市場動向を踏まえコンサルタントやプロジェクトリーダーが上から指示を下すことが多い。でも、地方の小規模事業者の支援はそうはいきません。なぜなら、その企業が本当に困っていることは市場動向より、今目の前に起きている「なぜかうまくいかない・・・」というもやもやとした悩みをパッとクリアにしてほしいからです。
私たちの仕事は、その現場に入り込み、一緒に課題を見つけ、「今、ここでできることは何か?」を探ることです。そして、できることが見つかったら、まずやってみる。小さな成功を一緒に喜ぶ。その繰り返しの中で、お客さんの企業の中でこれまでになかったより強い信頼関係が生まれ、企業が少しずつ変わっていくのです。
昨年、新規で支援させていただいた20社。そして全体で50社を超える企業との関わり。その一社一社との関係の中で、私たちが大切にしているのは、いかにコツコツと伴走するか、ということです。
いきなり大きな成功を目指さない。まずは、小さな一歩。その一歩が、次の一歩へ繋がり、やがて大きな変化へと繋がっていく。その過程を、私たちは丁寧に歩んでいきたいと思っています。
今年も、鳥取拠点と豊岡拠点の大切な2拠点での活動を中心に全国各地に飛び回ります!
全国にいる心強い架け橋役の皆さんと共に、高林をよろしくお願いします。
そして高林は怖いからなあって思った方は、、、架け橋役の谷野さん、澤さんに声をかけて頂けるとうれしいですm(_ _)m
