ダブルノットは、鳥取市で創業123年の歴史を持つ株式会社田淵金物とともに、薪ストーブ・ペレットストーブの販売事業「鳥取ストーブ」のオンライン戦略や、顧客教育・オンライン商談などを含むO2O(Online to Offline)型の販売体制づくりに取り組んでいます。

田淵金物は長年、建築資材や林業・農業向けエンジン工具などのプロ向け金物を扱う一方で、代表の田淵裕章さん自身のキャンプ・登山経験や、地元の里山資源・間伐材問題への関心から、地域循環型エネルギーとして薪ストーブ・ペレットストーブ事業を立ち上げられました。

炎の魅力と豊かな暮らしを届けるだけでなく、地域の森林循環や木質バイオマス活用に貢献するこの事業をさらに広げるため、デジタルを活用した新しい営業体制にともに挑戦しています。

今回は、田淵金物がダブルノットと伴走してみて感じた変化や今後の展望について、代表・田淵裕章さんにお話を伺いました。

薪ストーブ・ペレットストーブ事業をはじめた理由はなんですか?

もともとキャンプや登山が好きで、若い頃から“薪の炎”の魅力を感じていました。
その後、林業の方々と仕事をする中で、里山の間伐材問題や環境循環の課題に触れ、「木をエネルギーとして暮らしに戻す」という発想が強くなりました。

自分の店に薪ストーブを設置してみたところ、炎がもたらす豊かさや、暮らしが変わる感覚に強い魅力を感じました。
その体験をより多くの方に届けたいと思い、薪ストーブとペレットストーブの販売事業を始めました。

ダブルノットと仕事をしようと思った理由はなんですか?

これまでにも Web 制作会社や広告会社に相談したことはありましたが、しっくり来るところがなく、一緒に進められる相手が見つかっていませんでした。

そんな中で高林さんと出会い、「ただホームページを作る会社」ではなく、一緒に考え、伴走してくれる相手だと感じました。
信頼関係を築きながら進めていける会社だと思ったことが大きな決め手です。

現状感じている課題はなんですか?

薪ストーブは専門知識が必要で、正確に理解したうえで来店される方はほとんどいません。
購入までのプロセスが長く、初期教育が必要で、Web で知っていただいてから商談に進むまでの流れを整えることが課題でした。

また、もし集客が増えた場合、一定のクオリティを保ちながら提案・接客・プランニングを行う体制をどうつくるか。ここが今の大きな不安であり、挑戦だと感じています。

ダブルノットと伴走してみて、どう感じましたか?

私ひとりの知識や経験では限界があると感じていたので、マーケティングの視点を持つプロの意見を取り入れながら、「デジタル×実店舗」の新しい営業体制を一緒につくっていけるのは心強いと感じています。

また、ダブルノットさんは現場のリアリティを理解しようとしてくれるので、Web施策と現場の営業を別物ではなく「連動した仕組み」として考えられるようになってきました。
お互いの役割を線引きするのではなく、少しずつ統合しながら成長していける関係性だと思っています。

今後、ダブルノットに期待することはありますか?

薪ストーブは教えることが多い商材なので、オンラインでの顧客育成と、オンライン商談の仕組みづくりが非常に重要だと考えています。

最低限の知識共有が Web 上でできた状態で商談に入ることができれば、対面でのコミュニケーションの質も大きく変わります。
そのためのO2Oの仕掛けづくりや、鳥取から全国へ発信していくためのデジタル戦略を一緒に考えていただけるとありがたいです。

最後に、ダブルノットに一言あればお願いします

ダブルノットの皆さんはとても元気で、熱量を感じます。
そのエネルギーで、これからも一緒に次のステージへ挑戦していきたいと思っています。引き続きよろしくお願いします。

薪ストーブ・ペレットストーブは、単なる暖房器具ではなく、暮らしを豊かにし、地域の森林循環にも貢献できる価値ある商材です。

オンラインで知ってもらい、オンラインで不安を解消し、そして最終的にオフラインで購入いただく。Web とリアルを組み合わせたO2Oの仕組みづくりは簡単ではありませんが、まず挑戦してみます。
このプロセスを鳥取で実装し、日本中に広げていく挑戦を、田淵金物さんとともに進めていきます。


ダブルノットは、これまで北海道から鹿児島まで全国の中小企業を支援してきました。
私たちは「答え」を与えるのではなく、動くためのきっかけをつくります。製造・食品・観光・福祉・ECなど、業種を問わず「現場で動く支援」に取り組んでいます。
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