ダブルノットは、鳥取県八頭町の有限会社田中農場と、ITを活用した農業改革やデジタルマーケティング、特にネットショップ運営をともに推進しています。
田中農場は、先代が養豚業を始められた後、お米づくりに転換して30数年が経過し、現在はお米や白ネギ、味噌などの加工品販売をされています。
2代目代表・田中里志さんは、「農業×IT」の活用に積極的に取り組み、次世代ファーマーとしての働き方に挑戦されています。
ダブルノットは、その田中農場の先進的な取り組みを広く発信し、共感を得ながら事業を前に進めていくため、ネットショップ運営の伴走支援や、農業用ドローン導入のためのクラウドファンディング支援などを担当しています。
今回は、田中農場がダブルノットとの伴走支援を通じて感じられていることや、今後の展望についてお話を伺いました。
弊社代表 高林の第一印象はどうでしたか？
高林さんとの出会いは、東京のビッグサイトでの大規模な食品商談会でした。
当時、鳥取県の他の事業者さまの出展サポートとして会場にいらっしゃった高林さんが私たちのブースへ来られて、「これどういうコンセプトですか？」「どこに強みがあるんですか？」と次々質問されて「なかなかガンガン来る方だな」という強いインパクトを受けました。笑
弊社からネットショップ運営の提案を受けた際、どう思われましたか？
共同事業という「ものすごく面白い取り組みをされているな」と感じました。
初期投資やサイト制作費などはかからず、売上の中から費用を回収していく形で、一定の売上の見込みが立った時点で、担当いただくダブルノットさんの人材を買い取る という、これまでにないスタイルに魅力を感じました。
ダブルノットと取り組む前、どのような課題をお持ちでしたか？
お米は日本全国の皆さんが食べているため、ネットで売るのが非常に難しい商品だと感じていました。
そのため、八頭町で育てたお米や農産物の特徴を、インターネットを通じてもっと多くの人に知っていただく方法を模索していました。
また、今後スマート農業に取り組んでいく中で、先進的な取り組みについてしっかりと情報発信し、共感を得ながら進めていく必要性も感じていました。
取り組みをスタートして、どのような成果や変化がありましたか？
ダブルノットさんに伴走支援をお願いしてから、ネット販売のプロモーションをかけたり、メディアに取り上げられた情報をいち早くネットに反映する仕組みなどを進めてもらった結果、少しずつですが着実に売上が伸びてきています。
また、スマート農業の一環としてドローン導入のためのクラウドファンディングを検討した際、弊社にはサイトの作り込みやページ作成のノウハウが全くありませんでした。
ダブルノットさんに相談したところ実績があると伺い、「ぜひお願いしたい」と依頼しました。
クラウドファンディングの会社の担当者からは「この目標金額は地方ではなかなか難しい」と言われていたのですが、最終日に支援が集まり、目標の300万円を無事達成することができました。
ダブルノットさんがいなければ達成できず、中途半端に終わっていたと思います。
クラウドファンディング達成後、実際にドローンを導入して作業効率が大幅に向上しました。
以前は3人がかりで重いホースを引っ張りながら行っていたミネラル溶液の散布作業が、今ではオペレーター1人と補助要員1人の1.5人ほどの労力で、作業時間も約半分に短縮されました。
今後ダブルノットに期待することはありますか？
ダブルノットの社員さんを、同じ社員の仲間のように感じています。
今後も一緒に進めていきたいと思っていますし、弊社側からもアイデアをどんどん発信し、それをダブルノットさんに形にしていただけるような関係性をつくっていきたいです。
田中さんが今後目指す未来についてお聞かせください
農業分野ではIT化が進み、GPS搭載の機械も増えつつあります。
今後は、日常の作業で動いているデータや気象データをリンクさせ、気象不順に左右されない安定した生産に繋げられるよう、ITの力が活かされることに期待しています。
IT活用やスマート農業を通じて生産効率を高め、労働時間を短縮することで、農業分野における働き方改革の実現を鳥取から実現したいです。
ダブルノットは、これまで北海道から鹿児島まで全国の中小企業を支援してきました。
私たちは「答え」を与えるのではなく、動くためのきっかけをつくります。製造・食品・観光・福祉・ECなど、業種を問わず「現場で動く支援」に取り組んでいます。
伴走支援に関するご相談やお見積もりのご依頼は、下記よりお気軽にご連絡ください。
