ネット店長の成長において大切なことの一つは「自ら課題を見つけ、自ら解決する力」のある人を育てること

ネット店長育成塾 塾長の高林努です。人材育成の仕方も特徴的ですねとよく言われるダブルノットの社員育成について紹介しましょう。

ネット店長のお仕事は多岐にわたる。ホームページの更新だけではない。

経営者の方から「ネットショップの運営は商品情報のWebページの更新するだけでしょ?そんなに難しくない。ホームページの更新が出来ればうちの事務員でも、できますよね?」と質問を頂きます。

もちろん商品情報の更新はとても大切な仕事の一つですが、ネットショップを維持&成長させていくためには、広告やブログ執筆などの営業活動、購入後の商品発送作業、在庫管理、お客様へのアフターフォロー、日々のお問合せ対応などやることはたくさんあります。はっきりいってとても大変な仕事だと思います。

今は無料でベイス(base)やメルカリなどでネットショップを開設するチャンスも増えてきました。でも、インターネット上にお店を作るだけでは、お客様はほぼご来店いただくことはないでしょう。お店を作っただけ満足しては意味がないと言っても過言ではありません。

日本国内で稼働しているネットショップ数は450万店舗以上という統計データもあります。実店舗数140-150万店舗(大規模店舗から小規模事業者の商店数までの合計)と言われております。つまり日本国内のインターネット上には実店舗数の3倍の店舗数になります。

実店舗数との比較を見ても令和6年度の現在、インターネット上でお買い物をするお客様にとってはたくさんの選択肢がある状態になっています。これだけ活発な状態である以上、商品情報を更新するだけ売れるお店が出来上がるのは無理なことは一目瞭然かと思います。

ネット店長として大切な課題を見つける力を育むために必要なことは「データと向き合う力」を育むこと。

前述のように「ネット店長」の仕事は多岐にわたります。その多様性ゆえに「何から手をつければ良いのか?」という疑問に直面することが多いです。私自身もしばしばこのような状況に直面します。そんなとき、最も重要なのは「現在の課題は何か?」を見極めることです。自分自身の過去の経験から課題を特定することも有効ですが、データから洞察を引き出すことの重要性はそれを上回ります。

データを見ると、それはただの無機質な数字の羅列に思えるかもしれませんが、実際にはお客様が店舗を訪れた記録の積み重ねです。そして、それらの数字からはお客様がどれだけ満足したかも読み取れます。このように、データは課題を見つける上で非常に重要であり、それにどう向き合うかが、ネット店長にとって最も重要なスキルとなります。

データと効果的に向き合うには、データの解釈方法を学ぶことが不可欠ですが、それだけでなく、データに基づいて顧客の行動を推測する想像力を育てることも重要です。例えば、スーパーやコンビニで買い物をしている人々を観察することはありますか?また、街角で信号を待っている人々の行動をじっくりと観察したことはありますか?そして、彼らが何をしようとしているのかを想像したことはありますか?

性別や年齢、服装や髪型、歩き方や視線など、さまざまな要素に注意を払いながら、彼らが次に何をしようとしているのかを想像することです。

データを見る際にも、このような感覚を持つことができれば、それはネット店長としての重要な成長と言えるでしょう。そして、データを見て、「あれ?ここのデータは本来はこうあるべきではないか?」や「この数値を改善すれば、売上に確実に寄与するだろう」といった具体的な課題が見えてくれば、ネット店長として重要な能力を身につけたと言えます。

データと向き合い課題を発見するためのプロセス

ではどのようにデータから課題を見つけるのか?

課題を発見するプロセスは、まずデータを収集し、整理することから始まります。

具体的には、Googleアナリティクスやsearch consoleを活用し顧客の行動データを把握する事です。もちろん、販売データや市場のトレンドデータなどもあるとさらに深みがあるデータ整理が出来るかと思いますが、まずは「行動データ」の整理をしていきましょう。

そして、これらのデータを現在から過去にさかのぼって時間軸で並べる。時間軸で並べるとは、昨年対比や前年同月対比、前月対比などで並べてみることです。ここからパターンや異常値が見つけ出していきます。問題発見の第一歩です。

次に、データの背後にあるストーリーを想像する必要があります。どのデータも、お客さんのニーズや行動、世の中の動向を反映しています。この理解を深めるためには、データの詳細を掘り下げ、それが示す意味を考察する作業が不可欠です。例えば、特定の商品ページだけが予想以上にアクセスがある場合、その背後にはどんなお客様の世の中のニーズがあるのかを考えることができます。

そして、発見した課題に対して仮説を立て、改善策を検討します。

この段階では、クリエイティブな思考が求められることも多いです。仮説が立てられたら、それを検証するための小さなテストを実行し、結果を分析します。このテストと改善のサイクルを繰り返すことで、徐々にネットショップの運営が洗練されていきます。

最後に、これらの活動を通じて得た知見をもとに、継続的な改善プランを立案します。

データから学んだことを日常の運営に活かし、さらに新たなデータを生成し続けることが、ネット店長としてのスキルアップにつながります。このようにして、データに基づく意思決定は、ネットショップの成功へと導く鍵となるのです。

ネット店長として成長するためには、ただデータを見るだけでなく、データと対話するような姿勢が重要です。データを通じてお客様の声を聞き、世の中の変化を感じ取り、常に学び続けることが求められます。これが、ネット店長育成塾で私たちが最も力を入れている部分です。

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この記事を書いた人

高林 努

東京でネットビジネスに約20年従事。
IMJグループ、電通レイザーフィッシュ、クラウドワークスでは、大手企業のインターネットビジネスの事業立案から実践構築までを担当。
2017年「地元鳥取を元気にしたい!」という思いから、(株)ダブルノットを設立。
地域を越えて日本全国に商品をアピールする“地産外商”を掲げ、ネット店長の育成に尽力。鳥取県八頭町、兵庫県豊岡市でデジタル人材育成を実施中!